小牧山とは | 場所と地図
【小牧山レビュー1/7】
小牧山(こまきやま)とは、愛知県小牧市にある標高86mの山で、小牧市で有名な観光地のひとつでもあります。
でもなぜこの山が小牧市で有名なのか?
それには歴史的理由がありました。
帆巻き山?
小牧山の由来については詳しくは分かっていません。
しかし地元には、有名な話が残っています。
それは昔、この周辺が海だった頃。(おもいっきり昔ですね)
この周辺は平地で、かつては海だったとか。
そんな中、小牧山は、ぽっかり浮かんだ島だったそうで、船乗り達はこの島を見たら船の帆を上げて(巻いて)上陸準備をしたのだとか。
そのために、
帆を巻く山 ⇒ 帆巻き山 ⇒ 小牧山
この名前が付いたそうです。
これはあくまで地元の伝承で、この周辺が海だった頃って、何千年前?
その頃の日本に文字があって、竹簡か何かに『島が見えたら帆を巻き候…』みたいな記録が残っているのか?という疑問はさておき。
この周辺はとにかく広い平地で、岐阜城のふもとから名古屋の南まで伸びる濃尾平野の、ど真ん中みたいな場所にぽっかり小山があるので、とにかく小牧山は目立つんです。
そのために歴史的にも有名な人物ゆかりの場所なので、小牧山は有名なんですね。
その人物とは?
そして歴史とは?
なんと戦国時代にさかのぼります!
実は城だった小牧山
戦国時代、清州城を拠点にしていた織田信長は、永禄三年(1560)の桶狭間合戦後、美濃(現在の岐阜県)を攻略するために拠点を小牧山へ移して城を築きます。
これが小牧山城です。
その後、永禄十年(1567)頃に美濃を攻略して、稲葉山城を岐阜城と改め拠点にします。
そして信長亡き後の天正十二年(1584)、羽柴秀吉(後の豊臣秀吉)と、徳川家康が小牧山周辺で対峙します。
有名な小牧・長久手(こまき・ながくて)の合戦です。
その時に小牧山は徳川家康が本陣を置いた場所で、江戸時代は聖域として一般人の入山は禁止されていました。
その結果、小牧山の中には戦国時代の城だった頃の遺構が色濃く残っています。
現在は公園として整備
かつては城だった小牧山も現在では公園として整備され、山中には城の遺構が色濃く残っているんです。
また自然も豊かで、芝生広場などもあって、市民の憩いの場にもなっており、ハイキング等を楽しむ人も多いです。
そしてなんといっても周辺の濃尾平野を眺める事ができる眺望も観光地のポイントとして一役かっているんです。
さらに山の頂上には城の天守風の建物もあります。
これは鉄筋コンクリ−ト製なので、歴史的価値はそんなにありませんが、とにかく周辺は平地なので、とにかく目立っています。
名神高速道路などからでも見る事ができるので、ある意味、小牧市のシンボル的な建物です。
小牧山の場所
小牧市堀の内1丁目1番地
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