小牧山は織田信長の城だった?かつての遺構
【小牧山レビュー5/7】
小牧山は戦国時代に城があった場所です。
またこの周辺で小牧・長久手の戦いという日本史に残る大きな合戦があったのですが、その時に徳川家康が小牧山に本陣を置いて守りを固めた歴史があります。
現在でもこれらの戦国時代の遺構が小牧山には色濃く残っているんです。
そして現在でも発掘調査が進められ、今まで謎だった小牧山の歴史がどんどん解明されています。
小牧山の中には、敵の侵入を防ぐ竪堀(たてぼり)や土塁(どるい)、そして城からの出撃口だった虎口(こぐち)といった遺構があります。
中には復元されたものもあれば、当時から残るものもあって、歴史好きや城郭ファンには興味が高い場所です。
またあまり歴史や城について詳しく知らない人でも、解説版など詳しく書いてありますのでわかりやすいです。
こちらは小牧山の土塁の断面を説明したもの。
実際に何百年も残っている土塁を切って、地層を調べ、どの地層がいつくらいのものかを解説しています。
小牧山周辺は平地なので、城が築かれて以後、大雨や洪水の度に土砂が流れ、それらのものが蓄積されて現在土塁となって残っていることがわかります。
また小牧山の頂上付近では発掘調査が進められ、近年、大量の石垣群が発見されました。
いろんな見解がありますが、これらの石垣は織田信長の時代のものという事がわかっています。
桶狭間合戦後、美濃(みの 現在の岐阜県南部)を攻略する時に信長が清州城から居城を小牧山に移したのですが、それは今まで一時的なものと思われていました。
しかし最近の研究では、信長は城下町を含め、拠点を丸ごと小牧山に移したそうです。
またクレーンやトラックといった重機が無かった戦国時代に大量の石を山の頂上まで運んだ信長の権力、財力がわかりますね。
こんなカンジで小牧山には戦国時代の遺構が非常に豊富に残っていますので、歴史好きの方や城郭ファンの方は半日近く過ごせます。
あと頂上には城を模した資料館が建っています。
中はどうなっているのか?
詳しくは次のレビューにて!
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