ココがスゴイよ!名古屋の喫茶店モーニングサービス
【名古屋めしレビュ− 9】
あなたは名古屋で朝7時に喫茶店に行きました。
そこでモ−ニングコ−ヒ−を頼もうとします。
店員 『ご注文は?』
あなた 『ホットひとつ』
するとしばらくして、コ−ヒ−が運ばれてきました。
まだ周辺は静かです。
そんな中、あなたは中日新聞に目を通し、ちょっと気になる記事を見つけます。
その時!
店員 『モ−ニングです。お待たせしました』
えっ?
なんじゃこりゃ?
あなたは驚いて、店員に言います。
あなた 『いや、これ、頼んでないんですけど…』
店員 『あ、これはサ−ビスです』
あなた 『は?サ−ビス?』
一瞬、ワケが分からないと思いますが、
これが名古屋のモ−ニングサ−ビスなんです!
始まりは繊維業界から
名古屋で朝に喫茶店でコ−ヒ−を注文すると、いろんなものが勝手についてきます。
これが、名古屋モ−ニングサ−ビス。
特別なキャンぺ−ンでやっているのではなく、喫茶店が自主的にやっているサ−ビスなのです。
では、なぜこんな事をやっているのかというと、それにはワケがありました。
それは、名古屋を含めた尾張地方北部では、昭和の頃、繊維産業が盛んだったのです。
中小企業が多く、仕事の合間に喫茶店で打ち合わせ。
また近所の会合等なども喫茶店でおこなわれており、そんな時、ある喫茶店の店主が、サ−ビスでピ−ナッツやゆで卵を出す様になりました。
これが広がり、尾張地区では、喫茶店ではモ−ニングサ−ビスをするのが当たり前!という文化が根付いてしまいました。
またこの文化を利用して、愛知県一宮市では、一宮モ−ニングという町おこしのイベントが開催されています。
詳しくはこちら ⇒ 一宮モ−ニング
三河にもモ−ニング文化があった!
喫茶店でサ−ビスを受ける。
これは尾張地区発祥と思いきや、なんと三河地区(愛知県東部)にも、そのサ−ビス精神があったそうです。
それが、東三河モ−ニング街道
ここも朝に喫茶店に行くとサ−ビスを受ける事ができるという点では、名古屋と同じなんですが、やはり文化は違います。
名古屋はコ−ヒ−を注文すると無料サ−ビスが着くのに対し、東三河はコ−ヒ−代+αで、サ−ビスが付くというスタイル。
まあ、どっちにせよ、対費用効果バツグンのサ−ビスなので、観光旅行や観光地巡りの時に活用したいサ−ビスですね。
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