これが名古屋名物あんかけスパだ!
【名古屋めしレビュ− 10】
名古屋特有のスパゲッティがあります。
それがあんかけスパゲッティです。(以下あんかけスパ)
このあんかけスパはその名前の通り、スパゲッティにとろみがありちょっとピリ辛のソ−スを絡めたもの。
濃い味を好む名古屋人に受け入れられ、その後、東海地方に広まった名古屋めしです。
1番人気はミラカン
あんかけスパは大きく分けると以下の3つがあります。
カントリー
野菜をふんだんに使った野菜たっぷりのスパ
ミラネーゼ
ソーセージやベーコンをトッピングしたもの
バイキング
食べ放題ではなく、魚介を中心にトッピングしたもの
しかし1番人気は、カントリーとミラネーゼを組み合わせたミラカンだと思います。
このほか、上にトッピングできるお店も多く、例えば目玉焼きやとんかつ、エビフライ等を乗せて食べる事人も多いです。
また名古屋の多くの喫茶店では、あんかけスパを取り扱っており、またあんかけスパ専門店も存在します。
スパというよりうどん?
あんかけスパの特徴として、まず麺が太いという特徴があります。
普通のスパゲッティの麺は1.6mm〜1.8mmに対して、あんかけスパの麺は2mmを越える太さがほとんどです。
なぜこれだけ麺が太くなったのかというと、一説にはトロミがあるソースを絡めやすいという理由から。
またこれだけ麺が太いのでボリュームもあり、名古屋のサラリーマンはランチに食べる人も珍しくなく、店内は男性客が女性客よりも多かったりします。
もうひとつの特徴として、ピリ辛があります。
台湾ラーメンほど辛くはないのですが、やや辛い傾向にあるので、辛いもの好きの方に好まれています。
名古屋らしい歴史
あんかけスパの歴史は考案と命名が別といわれています。
まず1960年代に後に独立してスパゲッティハウス ヨコイを立ち上げる山岡博氏が考案したといわれています。
また命名については1980年代になってからで、当時名古屋名物となっていたあんかけうどんを見た、からめ亭の店主が「あんかけスパゲッティ」と名付けたそうです。
その後、2005年の愛・地球博で名古屋めしブームが起こり、この時に一気に広まったといわれています。
天むすやういろうは愛知県外の発祥ですが、あんかけスパは名古屋生まれ。
また交通の要所・名古屋に訪れたビジネスマンや観光客によって東西に広がるという、典型的な名古屋めしだと思います。
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